From: 大坪南美
ドットサイト初心者「ドットサイトを屋外で使っているとき、ドットが見えない時があるんだけど…。屋内では問題なく使えるんだけど、屋外に出ると急にドットが見えないくなるんだけど、何か原因はあるんだろうか?失敗しないドットサイト選びを教えてください。」
こういった疑問に答えます。
[box class=”blue_box” title=”本記事の内容”]
ドットサイトが屋外で見えなくなる3つの原因
そういったドットサイトを選ばない方法
おすすめのドットサイト
[/box]この記事を書いている私は照準器専門店を運営し、いままで100以上のドットサイトを見てきました。性能が悪くて仕入れたけど販売しなかったドットサイトが山のようにあります。
そのかわり、ドットサイトの良し悪しがわかるようになってきました。
ドットサイト初心者のよくある悩みとして「ドットが見えない」という点があると思います。
せっかくのサバゲー、どうせならストレスなく楽しみたいですよね。それなのに、ドットが見えないなんて本末転倒。ヒットを取るどころの話ではありません。
そこで、今回は「ドットサイトが屋外で見えない原因とその対処法」について解説していこうと思います。
※3分ほどで記事は読み終わります。3分後には、どんな「ドットサイトを選べばいいか」がわかるようになっているはずです。
ドットサイトが屋外で見えない3つの原因
理由1:ドットサイトの光量が弱い
屋外でドットが見えない1番の理由は、「光量」です。ドットサイトはLEDの光を照射しているのでその出力が弱ければ当然ドットは見えづらくなります。
さらに、周囲が明るい野外であれば、その見えづらさは顕著にあらわれます。
明るい野外で光量の弱いドットサイトを使うということは、言い換えると「白い画用紙に白いクレヨンで絵を書いているようなものです。」
これでは、当然クレヨンは見えませんよね。より濃い色のクレヨン(光の強いドットサイト)を使う必要があります。
なので、光量が強いドットサイトを選ぶことは重要なことです。
理由2:ドットサイトのコーティングの品質が悪い
この理由は、屋内よりも屋外で起こりやすいです。
ドットサイトから照射されるLEDの光源は、レンズに施されているコーティングに反射して、ユーザーにドットを見せます。なので、このコーティングの品質が悪いと、ドットが正しく見えないトラブルが置きます。
例えば、レンズが青暗すぎたり、ドットが丸ではなく歪んで見えたり。そんな経験はないでしょうか?
これは、まさにコーティングの品質が悪いことで起こるトラブルです。
コーティングの差はどこで生まれるの?と思う方もいるかも知れません。
このコーティングはまさにメーカーの技術力が大きく影響するところなので、ノーブランド品や安価な製品は技術が乏しくトラブルが起きやすいです。
なので、コーティングの品質が高いドットサイトを選ぶことは重要なことです。
理由3:ドットサイトのレンズの品質が悪い
ドットサイトには少なくとも2枚のレンズが使われています。覗く側(接眼レンズ)と、ターゲットに向けられる側(対物レンズ)です。
なので、レンズが濁っていたりすると、LED光源の反射にも影響を与えますし、そもそも濁ったレンズだとターゲットが見えづらいですよね。
指紋がベタベタついたスマホを想像してみてください。これでは画面は見づらいですよね。それと一緒で、濁ったレンズでターゲティングするということは、効率出来ではありません。
なので、ドットサイトのレンズの品質は重要なのです。
屋外でも見えるドットサイトを選ぶコツ
ここまで、ドットサイトが屋外で見えない理由を3つご紹介しました。「光量、コーティング、レンズ」。では、実際どうやってドットサイトを選べばそのようなトラブルを避けることが出来るのか説明します。
乱暴に言ってしまえば、「高価なものを買う」のが一番楽な選択肢です。
ドットサイトが屋外で見えない理由の全ては、メーカーの技術力や、素材の品質によるものですので、高価なものほどトラブルは少なくなります。
しかし、潤沢な予算がある人ばかりではないので、低予算でも満足の行くドットサイトの見つけ方をご紹介します。
お店で実際に見れば安価なアタリドットサイトが見つかる
やはり自分の目で確かめるが一番失敗がありません。注意点としては、お店の中だけで除いても当然ドットは見やすい環境なのでなるべく外で覗けると間違いないですね。
しかし、地方に住んでいたり、近くにガンショップがない方、品揃えの悪いお店しかない方もいますよね。むしろ、そういった方のほうが多数だと思います。そういった方のためにオススメのドットサイトを紹介します。
予算別おすすめのドットサイト
予算5,000円以下のドットサイト
正直言うと、5000円以下で性能重視で選ぶのは少しむずかしいです。私も100以上のドットサイトを見てきましたが、品質的に十分なものはありませんでした。
この価格帯であれば、性能を求めず、割り切ってデザインで選ぶほうが満足度は高いと思います。
予算1万円以下のドットサイト
VectorOptics(ベクターオプティクス)のMaveric(マーベリック)が間違いないです。形もシンプルなT1タイプで、どんな銃にも合わせやすいので、複数個持っているという人も多いです。
値段も6,000円ほどなので、5,000円以下のドットサイトで失敗するなら悪くない選択肢だと思います。
というわけで今回は以上となります。屋外で見えにくいドットサイトを見えるようには出来ませんが、そんなドットサイトを選ばないようにすることが可能です。
あなたのドットサイト選びがより良いものになることを願っています。