「ホロサイトを塗装したいけれど、やり方が分からない…」そんな人向けの、初心者でも簡単にできるホロサイトの塗装方法を解説します。
塗装時の注意点・綺麗に仕上げるコツも解説するので、ホロサイトを塗装したい人は参考にしてください。
この記事を最後まで読めば、初心者でも失敗せずに、ホロサイトの塗装ができますよ。
ホロサイトの塗装手順
ホロサイトの塗装手順はあまり難しくありません。具体的な手順は以下の通り。
- ホロサイトのカバーを外す
- 塗料を塗る
ホロサイトの本体カバーを外し、塗装して乾かしたら元に戻すだけです。
分解・塗装の段階で少しだけ注意が必要ですが、作業工程が少ないので、初心者でも比較的簡単にできるでしょう。それぞれの工程を詳しく説明するので、参考にしてください。
ホロサイトのカバーを外す
まずは、ホロサイトの本体カバーを外し、塗装しやすい状態にします。本体カバーの外し方は、見えている範囲のネジを全て外すだけなので、迷うことは無いでしょう。
ネジを無くさないようひとまとめにして、ケースなどに入れておくのをおすすめします。
バッテリーのフタと本体カバーはワイヤーで繋がれていますが、邪魔な場合はラジオペンチでカットしても大丈夫です。ワイヤーは紛失防止用の物なので、バッテリーのフタを無くさないか心配な場合は、カットしないでおくのをおすすめします。
コーションステッカーを剥がしておきたい場合は、ステッカー部分をドライヤーで温め、デザインナイフを滑り込ませましょう。ゆっくりと丁寧にナイフを入れれば、綺麗に剥がれます。
塗料を塗る
ホロサイトの本体カバーを外せたら、好きな色のラッカーまたはスプレーで、塗料を塗っていきます。スプレーだと、他に道具を用意する必要が無いので楽ですし、初心者でも綺麗に塗装できます。
タンカラーに塗装するなら、色はスモークグレー・スモークブラウンあたりがおすすめです。タンカラーの塗装スプレーも販売されているので、特にこだわりが無ければそちらを使用しても良いでしょう。
普通に塗装しただけだとつやが出すぎてしまうため、塗装後はつや消しスプレーを使い、リアルな質感に仕上げます。
塗装の強度に大きな差が出るので、塗装が剥げるのを気にする場合は、油性のつや消しスプレーを使いましょう。
実際にゲームで使用するなどの場合は、より塗装強度を上げるため、プライマーを使い下地処理をしておくのをおすすめします。プライマーを使う前は、必ず先にホロサイトを中性洗剤で洗い、脱脂をしておきましょう。
ホロサイトを塗装するときの3つの注意点
ホロサイトを塗装するときはいくつか気をつけるべきポイントがあります。以下の3つ。
- マスキングテープを使用する
- 気泡ができないように気をつける
- 気泡ができた場合は紙やすりで修正
マスキングテープを使用し、気泡ができないように注意しながら、スプレーを吹き付けましょう。
小さなパーツなのでつい適当になりがちですが、処理を丁寧にするかどうかで仕上がりに大きな差が出ます。
マスキングテープの大事さと、気泡ができない塗装の仕方を詳しく解説するので、参考にしてください。
マスキングテープを使用する
ホロサイトを塗装するときは、塗料が付いたら困る箇所には、必ずマスキングテープを貼りましょう。ホロサイトが壊れる可能性もゼロでは無いので、ネジ部分にもマスキングしておくのをおすすめします。
マスキングをしていなければ、実際にネジに塗料が入り、ホロサイトが壊れた人もいました。
https://twitter.com/shinosaba1002/status/1169708561904984065
実物のホロサイトは決して安い物ではないので、万が一に備えてマスキングはしておきましょう。マスキングテープは、仕上がりを綺麗にする・ホロサイトの破損防止として、必要な物です。
面倒かもしれませんが、塗装後に後悔しないためにも、必ず使用しましょう。
気泡ができないように気をつける
スプレー缶でホロサイトの塗装をする場合は、ブツブツ・気泡ができないように気をつけながら、慎重に塗装する必要があります。
塗装で気泡ができる原因は、「スプレー缶が冷えている・気温が低い」の2点です。
冬場は特にブツブツができやすいため、スプレー缶とホロサイトを温めながら塗装するのを、おすすめします。
温め方ですが、スプレー缶はお湯につけ、ホロサイトはドライヤーを軽くあてれば大丈夫です。あまり高温になると、スプレー缶が破裂する危険性があるため、35度前後の熱さにしましょう。
塗装でのブツブツ・気泡を防ぐには、スプレーの使い方も重要です。使用前はスプレーを良く振っておき、塗装時は20cmほど離して、薄く何層にも塗り重ねましょう。
スプレーの距離を適当にする人もいますが、距離が近すぎると塗料が垂れてしまい、遠すぎると付着する前に乾燥してしまいます。
仕上がりに大きく影響するので、スプレーと対象物の距離にはよく注意し、丁寧に塗装しましょう。
気泡ができた場合は紙やすりで修正
丁寧に塗装したにも関わらず、ブツブツ・気泡ができてしまった場合は、紙やすりで研いで修正します。すぐに研ぐと塗装が剥げてしまうので、十分に乾燥させてから紙やすりを使いましょう。
研ぐときは、1000番台から始め、1500・2000と目を細かくして使っていきます。1000番以上の紙やすりは、削るというよりも磨くという表現が、正しいかもしれません。
どこまで紙やすりをあてるかは、個人の好みになってきます。
紙やすり | 研ぐタイミング |
1000 | ブツブツ・気泡の修正 |
1500 | 修正後の磨き |
2000 | 最終磨きとして使用 |
あまり研ぎすぎると、表面に傷が残ってしまう恐れがあるので、少しずつ丁寧に修正しましょう。
紙やすりでの修正が完了したら、再び塗装し直せば綺麗に仕上がります。失敗しないためにも、まずは適当な物で練習し、スプレー缶と対象物の距離感を掴むのをおすすめします。
ホロサイトを自分で塗装できない場合の対処法
ホロサイトを自分で塗装できない・失敗しそうで怖い場合は、エアガンの塗装業者に頼むのもひとつの手です。
ホロサイトの塗装の場合、以下が一般的な業者のプラン概要です。
塗装業者 | プラン内容 |
対応部品 | ホロサイトなど各パーツ |
対応エリア | 全国 |
納期 | 1~3ヶ月程度 |
価格 | 1,000円~1,500円程度
※別途送料がかかる場合も有り ※パーツのみの塗装は、要手数料の場合も有り |
1,500円程度でしてくれる業者もいるので、道具代を考えると業者のほうが安く済むかもしれません。完璧な仕上がりを求める・せっかくなら綺麗に塗装したい人は、業者に頼むのが確実でしょう。
見積もり・受け取りなどの手間はかかりますが、相手はプロなので、クオリティは保証されます。
また、メルカリやヤフオクなどで、塗装済みのホロサイトを購入するのもおすすめです。基本的には中古品になりますが、新品のホロサイトの半額ほどで買える場合が多いので、かなりお得といえます。
塗装済みホロサイトは人気ですぐに売れてしまうため、気になる人はこまめにチェックしておきましょう。
ホロサイトの塗装は必ずするべき?
ホロサイトの塗装は、必ずしもしなければいけないというものではありません。しかし、人とは違う色にしたい、載せる銃を変えるので、それと合った色にしたい、購入時からある色むらをなくしたい、という方は塗装をする傾向にあります。
サバゲー初心者で、何となく塗装するべきか悩んでいるのであれば、とりあえずそのまま使ってみるのも有りです。
使用していて色が気になるようであれば塗装、という流れでも全く問題ありません。
まとめ
ホロサイトの塗装は、カバーを外して塗料を塗るだけなので、初心者でも簡単にできるでしょう。
しかし、小さなパーツだからと適当に塗装してしまうと、仕上がりに大きく影響するため注意が必要です。
綺麗に塗装するためにも必ずマスキングテープを使用し、スプレーでのブツブツ・気泡ができないよう、丁寧に吹き付けましょう。
自分でホロサイトの塗装をする自信が無い場合は、業者に依頼するか、メルカリやヤフオクなどで塗装済みの物を買う手もあります。
業者に頼めば間違いなく綺麗に塗装してもらえるので、クオリティ重視の人にはおすすめです。