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SCAR-Lに合うホロサイトの組み合わせをレビュー!

サバイバルゲームではM4系やAK系のAirSoftGunがよく使用されています。
外装や内部のカスタムパーツが豊富なことが一番の要因だと思われます。
今回はM4の派生形?(異端形?)とも言えるSCAR-Lとホロサイトの組み合わせをご紹介したいと思います。

SCAR-Lにホロサイト

まず、FN SCARについて説明します。

FN SCAR(FN スカー:FN Special operations forces Combat Assault Rifle:特殊部隊用戦闘アサルトライフル)は、ベルギーの銃火器メーカーであるFNハースタル社がアメリカ特殊作戦軍(以下SOCOMと表記)向けに開発したアサルトライフルである。

SCARは、2003年に行われたSOCOMトライアルのために開発され、ロビンソンアーマメント社のXCRと共に参加していたが、XCRが部品調達の遅れによりトライアルから脱落し、結果SCARが選定された。
その後、2005年にはアメリカ陸軍がヘッケラー&コッホのH&K XM8を次期制式アサルトライフルとして発表したが、M16の製造元であるコルト社がロビー活動を展開、アメリカ海兵隊やSOCOMが猛反発して白紙となり、SOCOMはSCARを大量に購入してトライアルすることとなった。イラク戦争やアフガニスタン紛争に投入されている軍やDEAの特殊部隊が使用しており、高い評価を得ている。
2009年4月に600挺のSCAR-Lが第75レンジャー連隊に配備された。
2010年5月にSOCOMがMK16(SCAR-L)およびMK17(SCAR-H)、MK13(FN40GL)の購入を正式に決定した。しかし、後日SOCOMはMK16の購入を急遽キャンセルした。 現在はMK17、狙撃手支援小銃としてMk.20 SSRを使用している。
2011年12月、アメリカ海軍はMK16、MK17、MK20、MK13 EGLM、並びに機材保守サービスの追加調達を発表した[2]。
アメリカ軍以外の動向は以下の通り。
ベルギー軍でAimpoint社製ドットサイトと共にSCAR-Lが導入されており将来的にFN FNCを置き換える予定である。 なお、ベルギー軍に導入されているものは銃身長が14インチでありSCAR特有の大型のフラッシュハイダーではなくより小型のフラッシュハイダーを装備する。
フランス陸軍は、近年急速に小火器の刷新を進めているが、新たにセミオート狙撃銃(FPSA)として、FN社のSCAR-H PR 7.62×51mm小銃を2,600丁採用すると、2020年1月に報じられた。「PR」は精密射撃仕様を指し、SCAR-H PRは分隊の行動をサポートする、いわゆるDMR(選抜射手小銃)として採用される。
セミオート狙撃銃選定は2018年8月頃から行われており、当初はH&K社のHK417や、Verney-Carron社のVCD-10、PGM社、シグ社なども候補となっていたようだ。しかし生産キャパシティ問題や調達価格、そしてアメリカ資本・製造の企業ではITARによる輸出規制などの問題があり、ベルギーのFN社に決定したと言われている。
昼間用光学機器としてシュミット&ベンダー社の1-8×24 PM II Dual CCが、Era Tac社の20MOAマウントを介して取り付けられる。サイレンサーはB&T社のRotex-Vが採用された。また、クリップオンサーマルサイトとして、ベルギー・OIP Sensor Systems社のTIGRIS-IRも同時に採用された。
出典:Wikipedia

前置きが長くなりましたが、M4A1やM16A4全盛の米軍の一部では導入されていて、民生モデルも存在します。
民生モデル用にMAGPUL社がM-LOKハンドガードやACRタイプストック等が発売されているようです。
従来SCARで問題になっていた「ボルトキャリアの動きにチャージングハンドルが追従する」というのも最近では改良されたようです。

WE SCAR-L GBB

今回ご紹介するWE SCAR-L GBBです。
台湾WE製のSCAR-Lガスブローバックです。
SCAR-L&SCAR-Hのガスブローバックと言えばVFC製が有名でユーザーも多いようですが、WE製SCARガスブローバックも中々良い出来です。
このSCAR-LにはRGW製M-LOKハンドガード、RGW製ヘヴィーボルトキャリア、WE純正のエクステンションバレルを組み込んでいます。
M-LOKハンドガード取付に伴いMAGPUL製バイポッド(実物)を装着しています。

EOTech EXPS2を開封

厚手の紙が巻かれたハードケースに収まっています。
ケース内上下にはウレタンスポンジが敷かれていて、高価なホロサイトの保護には十分と言えそうです。

パッケージ

簡易的な取扱説明書(イラスト入りなので、ある程度使用方法が理解できます。)、EOTechのステッカー等が入っています。
レプリカ光学機器に付属しているようなレンズクリーニングクロスは同梱されていませんでした。
バッテリーはCR123Aリチウムバッテリーを使用します。
あらかじめ本体にセットしてありました。

実物はUP/DOWNボタンもクリック感がシッカリとあり、「カチッ」と鳴る音で操作を確認できます。
QDレバーマウント部分もガタも無くシッカリとレイルに固定できます(一般的な20㎜レイルとピカティニー規格の21㎜で調整は必要ですが)。

WE SCAR-L GBBにEOTech EXPS2を載せてみる

今回、EOTech EXPS2は実物ですが一緒にレプリカのEOTech G33マグニファイアも載せてみます。

製品はレプリカですが実物をよく再現していると思われます(実物のG33マグニファイアを見たことがないので)。
付属品は取扱説明書、かさ上げ用スペーサーとスペーサー使用時に使用するボルト、クリーニングクロス、販売会社独自の保証書です。
ケースはハードケースとなっており保管時も安心です。

エレベーションダイヤル、ヴィンテージダイヤルがあります。
工具不要で調整可能です。

QDレバーマウントが標準装備です。
マグニファイア部分はスイングマウントになっているので不要時は右に倒しておけます。
スイングマウントにロックボタンなどはありませんが、比較的軽い力で倒せ、倒した後もしっかりと固定されています。

対物側レンズ
変なコーティングはありません。

接眼側レンズ
こちらも対物側同様変なコーティングはありません。
対物側、接眼側共にレンズがやや青みがかっていますが覗いてみても気にはなりません。

さて・・・ON THE SCAR-L www

SCAR-Lのトップレイルはハンドガード先端部まであるため、EOTech EXPS2プラス レプリカG33マグニファイアを載せても余裕のスペースが確保されています。
トップレイル先端部にはレプリカのDBAL A2レーザーモジュールを載せました。
かなりゴテゴテしてしまいましたね。(笑)

EOTech EXPS2のレティクルの見え方

このモデルのレティクルは一般的な赤のレティクルではなくグリーンレティクルのモデルになります。
赤のレティクルのモデルよりはやや高価になりますが、グリーンレティクルは目に優しいですね。
本体左サイドに輝度調整ボタンがありUP/DOWNボタンで調整します。
ちなみに電源ON時にUPボタンで起動すると8時間後に自動で電源OFF、DOWNボタンで起動すると4時間後に自動で電源OFFになる機能があります。
あと、このモデルはNVモード非搭載なのでNVモードボタンはありません。

レプリカG33マグニファイアを通してのレティクルです。
マグニファイアは倍率3倍固定なので約3倍に拡大されます。
SCAR-Lの場合(SCAR-Hもですが)リアサイトがフォールディング式のためマグニファイアを使用する際に干渉することはありません。
マグニファイア本体にはエレベーションとヴィンテージダイヤルが装備されているので、マグニファイアの中心にレティクルが位置しない場合に調整可能です。

実物EOTech EXPS2のレンズがクリアなので非常に視認性が高いです。
レプリカG33マグニファイアもやや暗くなりますが、レプリカとは思えないくらいクリアです。
あと、このレプリカG33マグニファイアはスイングマウントが標準装備なので使用しない時は右側に倒しておくことができます。

SCAR-Lにホロサイトのまとめ

SCAR-L/SCAR-Hが登場した当時はTorijicon ACOGを使用する(実銃)画像が多くありました。
昨今ではEOTechのホロサイトEXPS2やEXPS3を使用することも多いようです。
マック堺氏がグアムの射撃場で実銃SCAR-Lを実弾射撃するYouTube動画がありますが、この実銃SCAR-LにもEOTech EXPSプラス マグニファイアという構成になっています。

EOTechのホロサイトも初期の551や552などはバッテリーケース部分が長いためにサブマシンガン等には長すぎて使いづらいこともありましたが、EXPSシリーズなどでは全体的にコンパクトになったためMP5系列やMP7などのサブマシンガンでも使いやすくなりました。
MP5系列では短いレイルマウントしか使えないのでホロサイト本体のみしか搭載できませんが、MP7はフルフラットのトップレイルがあるのでマグニファイアと合わせての搭載も可能です。

おすすめホロサイト&ダットサイト

1.最近EOTechホロサイトレプリカでは一番人気のエボリューションギア製のEOTechのホロサイト EXPS3

出典:Amazon

レプリカですが、刻印ロゴやUP/DOWNボタンなど再現度は高いです。
残念なのはバッテリーキャップのワイヤーの長さと末端部の処理の甘さですかね。
あくまでEXPS3を模したダットサイトと言うことをお忘れなく。
それでも2020年以降のモデルはバッテリーケース部分の改良でヘヴィーボルトを組み込んだガスブロライフルでもレティクルのちらつきはありません。

2.SCAR-L/SCAR-H登場時の軍用を再現したい時はエボリューションギア製Torijicon ACOG TA31レプリカ

参考:AIRGUN MARKET

こちらは倍率4倍固定のスコープになります。
やはりエボリューションギア製の再現度は高いです。
返す返す申し上げますが、あくまで『レプリカ製品』です。

3.最後は『やはり実物ホロサイトを使ってみたい!』と言われる方におすすめの実物EOTech EXPS3ホロサイトです。

出典:つぼみアームズ

高価ですがそこはやはり実物。耐衝撃性、対候性等はレプリカでは太刀打ちできません。
当然のことながら「LED使用のダットサイト」では無く「レーザーを使用したホロサイト」だと言うこと。
所有欲も満たされます(紹介している実物EOTech EXPS2は筆者所有の物です)。
つぼみアームズ取り扱いのEOTech EXPS3やEXPS2はつぼみアームズ独自の保証がありますので安心して購入可能です。

これから実物orレプリカホロサイト+マグニファイア購入の参考になればと思います。