2019年で発表されたHOLOSUNのマグニファイア。以前ツイッターでご報告した際も非常に多くの方が関心を持たれているようでした。
ホロサン新作、マグニファイア pic.twitter.com/59fcomJv9b
— エボログの中の人 (@Evolutor_web) January 23, 2019
1枚目の画像、ホロサンのHS507C(マイクロドットサイト)の32MOAサークルドットを覗いた様子です。
そして、2枚めの画像が、新発売のマグニファイア越しの様子。 pic.twitter.com/LEiuLfw2tU— みなみ (@tsubomi_arms) March 1, 2019
今回の記事では、ホロサンのマグニファイア「HN3X」のスペックや機能についてご紹介します。
この記事を読めば、「ホロサンのマグニファイア、こんな感じなんだ。」というくらいには分かっていただけるんじゃないかと思います。
既存ラインナップとの比較も交えつつ、ご紹介します。
HOLOSUN HM3Xのスペック
倍率 | 3倍 |
---|---|
射出瞳 | 7.4mm |
アイレリーフ | 70mm |
FOV | 7°/37ft 100ヤード |
視度 | ±3D |
通過率 | 0.75 |
レンズ素材 | 光学ガラス |
保管温度 | -40~70度 |
動作温度 | -30~60度 |
湿度 | 0.95% |
防水規格 | IP67 |
窒素濃度 | 0.9999 |
ハウジング素材 | アルミニウム |
表面仕上げ | MAO |
カラー | ブラック |
サイズ | 99×41×61mm |
重さ | 278g |
スペックからは、良し悪しはわかりませんがポイントはこの3つだと思います。
- 倍率:3倍
- アイレリーフ:70mm
- 重さ:278g
倍率3倍は、使いやすい倍率ではないでしょうか。
アイレリーフの公表値、70mmは比較的長めではございます。参考までにつぼみアームズで扱っているマグニファイアと比較してみました。
モデル | アイレリーフ(公表値) | アイレリーフ(実測) |
---|---|---|
ホロサン(本機) | 70mm | ???mm |
プライマリーアームズ | 67mm | 80~90mm |
サイトマーク | 89mm | 60~70mm |
但し、こんな感じで、公表値はあてにならないことが多いので注意です。
実測値のアイレリーフはサイトマークが長いわけですが、実測ではプリマリーアームズのほうが長いです。
重さに関しては、こんな感じ。
モデル | 重さ |
---|---|
ホロサン(本機) | 278g |
プライマリーアームズ | 349g* |
サイトマーク | 360g |
*プライマリーアームズのマグニファイアはスイングマウントが付属していませんので、比較するために、サイトマーク製のスイングマウントの重さ(125g)を加算しています。
重さを比べると、ホロサンはかなり軽いところが分かります。フォルムを見ると、ホロサンはかなりシンプルな見た目をしているので、そのあたりが影響している様子。
マグニファイアはドットサイト併用する分、どうしても装備が重たくなりがちなので、軽いのはありがたいですね。
ホロサンのマグニファイアのレンズまでの高さについて
レールからレンズ中央までの高さは、「Absolute Co-witness*」。そして、付属のスペーサーを使うと、「Lower¼Co-witness**」まで高さを上げることが出来ます。
微妙な高さ調節ができるのはありがたいですね。
*Absolute Co-witness:アイアンサイトと同じ高さにレティクルが位置します。
**Lower¼Co-witness:アイアンサイトの高さより1/4インチ(約6mm)高くレティクルが位置します。
ホロサンのモデルは、自動調光付きのモデルと、そうでないモデルが合って、それぞれで高さが約5mmほど違うんですよね。
恐らくですが、その両方に対応出来るようにしたんではなかろうか。と思っております。
ホロサンのマグニファイアが届いたら注目したい所
- アイボックス
- スイングのスムーズさ
このあたりが気になる所。
特にスイングのスムーズさについては、既存ラインナップのサイトマークのスイングマウントが優秀すぎるので、HOLOSUNのマウントが残念だとちょっと悲しいなぁと思っています。
ショットショーでさらっと見た感じだと、そこまで悪い印象はありませんでしたし、こちらのインタビュー動画見てもらえば分かりますが、結構スムーズ。
ホロサンのマグニファイアにしかないポイント
スイングマウントは、切り替えると左右どちらにでも倒せる仕組みになっています。
これは、優秀すぎると噂のサイトマークのスイングマウントにはない機能です。
ホロサンのマグニファイアと一緒に使いたいドットサイト
最後に、マグニファイアと一緒に合わせたいドットサイトをピックアップ。
といって、やはり倍率がつくのでサークルドットが表示できるモデルのほうが圧倒的に楽しいんですよね。
というわけでピックアップしたのはこの3つ。
HS503G-ACSS
プリマリーアームズとのトラボドットサイトのACSS(特許)レティクルバージョンです。
ドットサイトでは珍しいBDCレティクルは、マグニファイアと合わせるためにあります。
HS503CU/GU
もちろん、サークル表示が可能なベーシックモデル、HS503CU/GUと合わせてもいいですよね。
HS510C
そして、最後はHS510C。オープンタイプと組み合わせても面白いと思います。ショットショーでもHS510Cと一緒に展示されていました。
ただ、T1タイプに比べて長さがあるので、マグニファイアと合わせてレールに乗り切るか。はちょっと注意が必要です。
というわけで今回は以上です。
スペック上だけの簡単な比較ですが、なんとなくホロサンのマグニファイアはこんな感じ。と分かってもらえたなら嬉しいです。
実物が届いてから、続報を報告いたします。