東京マルイFNX45とそれに合うドットサイトをレビュー!
東京マルイFNX45のレビュー
FNX45とは
FN FNXシリーズは、ベルギーのFNハースタル社の米国支部「FNアメリカ」(サウスカロライナ州コロンビアに拠点を持つ)が製造している自動拳銃です。
FN FNPと同様のポリマーフレームおよび露出ハンマー撃発方式だが、アクセサリーレールの規格をピカティニー・レイル式としたり、スライド前方にセレーションを追加したりといった改良が見られます。
FNX-45のタクティカルモデルはUS SOCOM(アメリカ特殊作戦軍)のJCPシステム(Joint Combat Pistol 統合戦闘拳銃)向けに開発され、サプレッサーやマイクロドットサイトの装着に対応しています。
東京マルイFNX45の基本スペック
全長 | 220mm |
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銃身長 | 113㎜ |
重量 | 830g(空のマガジンを装着した場合) |
弾丸 | 6㎜BB(0.2g~0.25g) |
動力源 | 専用ガス(HFC134aガスまたはノンフロンガス) |
装弾数 | 29発+1発(1発は銃本体に装填した場合) |
価格 | メーカー希望小売価格 17,800円(税抜き) |
東京マルイFNX45の外観
FNX-45のパッケージです。従来の東京マルイ製ガスブローバックハンドガンにしては大柄な箱です。
開封しました。
オプションのサイレンサー、マイクロプロサイト、スペアマガジンを収納できるようになっています。
付属品その1
付属品その2
付属品その3
付属品は、マルイ製ガスブローバック定番の「フォロアー・ストッパー」「マズルカバー」「(画像にはありませんが)クリーニングロッド」「少々の0.2gBB弾」あとは取扱説明書と4種類のグリップパネル、東京マルイ製マイクロプロサイト取付用のレンチと取付用のネジです。
グリップパネルは2種類のチェッカリングX2種類のサイズ(Sサイズ&Mサイズ)となり、Mサイズのパネルが標準で取り付けられています。グリップパネルはマガジンを外し、マガジン挿入口内側から丸い突起を押しながら下に引くと外せます。
手の大きさに合わせて好きなサイズを選びましょう。
先述のオプションが収納できるパッケージです。本体にマガジンをセットするとスペアマガジン1本収納できます。オプションの東京マルイ製タクティカルサイレンサーとスライドに取り付けたマイクロプロサイトは、それぞれのミシン目から切り取ると収納できます。
本体左側
本体右側
マルイのデザートカラーの仕上がりは綺麗ですね。実銃ではスライドとフレームはそれぞれ材質が違うため塗色にも違いがあります。マルイ製品は当然どちらも樹脂製なのですが、成型色で違いを再現しています。
スライド上面のネジ2本外すとダットサイトを取り付けることができます。
マズル部分のマズルカバーを外すと16㎜正ネジが現れます。オプションのタクティカルサイレンサーやSOCOM Mk23用サイレンサーの取付が可能です。社外品ではSILVERBACK AIRSOFT製MK23用サイレンサーも取り付け可能です。
スライド左側の刻印
スライド右側の刻印
マグバンパー部分の刻印
実銃ではFNの刻印になりますが、東京マルイ製FNX-45はFNハースタルのライセンス供与を受けていないためマルイオリジナルの刻印となります。
発売から10年以上になる東京マルイ製FN5-7の場合、初期製品の一部ではFN刻印の製品がありましたがのちにマルイオリジナル刻印に変更された経緯があります。
東京マルイ製FN5-7初期の刻印
変更後の刻印
アンダーレイル部分のシリアルプレートです。
QRコード部分をスキャンすると特にサイトにアクセスできるわけでもなく、TEXT表示で「TM M&P 9mm CORE」とだけ出てきます。
チャンバー部分には「.45 ACP」の刻印
実測での重量はマガジン無しで538g
マガジンをセットした状態で838g
マルイ公式での空マガジンセット時が830gですが、ガスを少し注入しているので8gほど誤差が出ています。
使用感
アイアンサイトでのサイトピクチャーです。
ダットサイト取付前提なのでフロントサイト、リアサイトとも高さが高くなっています。
リアサイトはアジャスタブル機構の無いノッチサイトです。
FNX45におすすめのダットサイト
1.東京マルイ純正 マイクロプロサイト(BK)
東京マルイ純正マイクロプロサイトです。
本体は樹脂製で軽量なのでスライドに載せてもスライドの動きを阻害する事は無いでしょう。
点灯モードはHIGH、LOWの2モードのみです。
FNX-45に付属するレンチでネジ2本を外すと本体とベース部分を分離できます。
取付にはFNX-45付属のネジでスライドに取り付けます。
マイクロプロサイトを取り付けた状態です。
スッキリと取付できます。
LOWモードでの点灯状態
HIGHモードでの点灯状態
マイクロプロサイトを搭載状態でもアイアンサイトを使用できます。
HIGHモードだと屋外での使用も可能です。
マイクロプロサイトを搭載したまま箱に収納できます。
2.SOTACトリジコンRMRレプリカ
東京マルイ純正以外のダットサイトを取り付ける場合そのままでは取付できません。
Torijicon RMRの場合、取付ネジのピッチが違うことが大きな理由です。
Torijicon RMR取付にはDCI Guns製のマウントを使用します。
東京マルイ製FNX-45にDCI Gunsのマウントを装着した状態です(ちなみにこれは私物のFNX-45となります)
取り付けるTorijicon RMRはSOTAC製RMRレプリカです。
こちらの本体はアルミ製で、Torijiconのロゴなど再現性は高いです。
画像のRMRレプリカには、同じくDCI Gunsオリジナルのレンズガードを取り付けています。
SOTAC Torijicon RMRレプリカを装着した状態です。
RMRレプリカは軽量なのでスライドの動きに影響はありません。
点灯状態
レプリカ製品にありがちですが、かなりレンズの青みが強いです。(レンズガードを装着していることもありますが)
輝度はそこそこ高いので屋外での使用も問題無いと思われます。
3.VectorOptics製Frenzy(SCRD-19II)
最後につぼみアームズ取り扱いのVectorOptics製Frenzyをご紹介します。
形状はTorijicon RMRに似ています。
ベース取付のネジピッチはRMR互換ではなく、マルイマイクロプロサイト互換です。
取付にはDCI GunsのRMR用マウントを介して取り付けます。
取付の際はスライド固定用のネジを使用しません。
Frenzyの取付ネジはサイズが違うので別途M3x10㎜の皿ネジが必要となります。
装着状態
点灯状態
レンズがやや青みがかっていますが、SOTAC製RMRレプリカほどきつくありません。Frenzyは比較的低価格なのですが、低価格帯にしてはかなりクリアな部類だと言えます。本体はアルミ製で軽量なのでスライドの動きには影響がありません。輝度も十分で、インドア、アウトドア問わず使用できると思われます。
まとめ
東京マルイ製FNX-45はダットサイト取付を前提の設計のため、大柄な割にシリンダー容量がそこまで大きくないため同じマルイ製デザートイーグル(HARD KICK Ver.)に比べてリコイルはやや物足りない気がします。それでも十分なリコイル感は味わえるので楽しいです。
取り付けるダットサイトはマルイ純正が無難ですが、質感を求めると社外品になるかと思います。
レンズのクリア度なども考慮するとVectorOptics製Frenzy 1x17x25 GenⅡ SCRD-19Ⅱがおすすめです。
別途DCI GunsのFNX-45用マウントとネジ(ラジコンショップ等で入手可能)を揃える必要がありますが、実銃での使用に耐えうる堅牢さはリコイルのあるガスブローバック製品には最適です。
実物のTorijicon RMRは価格が10万円前後なので中々手が出ませんが、VectorOptics製Frenzyだと1万円程度で入手できます。
個人的にもVectorOptics製品は結構所有していますが、ダットサイト、ショートスコープなど取り揃えておりますので、つぼみアームズのサイトをぜひご覧ください。