ホロサン ドットサイト HS510C レビュー【オススメできる人・できない人】
「HOLOSUNのオープンタイプのドットサイト、HS510Cが気になってるんだけど、、、どんなドットサイトのなのか詳しく知りたいなぁ…」
こんな疑問に答えます。
- HS510Cの購入を検討している方向け
- 一番の魅力や買わないほうがいい人。他の選択肢も
お客様から、HS510Cについてメールや電話でお問い合わせを多く頂いています。そこで、今回はHS510Cについて、レビューを、わかりやすく簡潔に解説しようと思います。
ホロサンのHS510Cを検討されている方は、是非記事をご覧ください。
HOLOSUNのHS510Cを使ったほうがいい人
正直に言うと、HS510Cは万人におすすめできるドットサイトではありません。
どういう人におすすめなのかというと
- ゼロインなどドットサイトとしての基本的な知識がある方
- 過去に何度もドットサイトを使ってサバゲーをやったことがある方
一言で言うと、初心者向けではなく、中級者以上向けのドットサイトです。
中級者向けのドットサイトだと考える理由
その理由は、2つあります。
オープンタイプだから見出しがしにくい
まず1つめが「見出しがしにくい」からです。HS510Cはオープンタイプのドットサイトです。(リフレックスタイプとも呼ばれています。)なので、一般的にチューブタイプのドットサイトより咄嗟(とっさ)にサイティングした際、「あれ、レティクルどこだ?」となる、場合があります。
これが、ドットサイトを使ってサイティングに慣れてない方だとなおさらです。
値段が高価だから
そして、もう一つが、「値段が高価」だからです。ドットサイトの役割は照準の助けをするためです。つまり狙ったところへ飛ばす為の役割をになっています。
にもかかわらず、ゼロインをしたことがなかったり、サイティングに不慣れならば、ドットサイトの性能を活かすことができません。数千円のドットサイトであれば、いいかもしれません。
高価なドットサイトを購入したものの、魅力に気づかず満足できないという自体は避けたいですよね。
買い直したというお客様も
実際に、お客様からも、
「HS510Cの近代的なデザインに惹かれて購入したんだけど、サイティングに慣れなくてとりあえずHS403を買い直した。」
という感想を頂いたことがあります。
性能だけがドットサイトの全てではない
もちろん、ドットサイトの役割は照準の補助以外にも、銃の装飾の役割もあります。
デザインが好きだから別にいいじゃない。という声もわかります。
照準器専門店を運営している身だと、ドットサイトの性能を存分に味わっていただきたいという気持ちが強いのかもしれません。
なので、HS510Cはある程度中級者向けのドットサイトだと考えています。
HS510Cはどんなドットサイトなのか
スペック表は、公式のHPに掲載されているので全部は紹介しません。重要と思われるところだけ抜粋して紹介したいと思います。
主要スペック
・レンズ径:23mm x 30mm
このレンズの大きさが、オープンタイプの良い所です。一般的なT1タイプのレンズの直径は20mmなのでそれと比べると、視野が広い特徴があります。
・重量:235g
この重量が重いかどうかですが、重い。と感じる方が多いです。
一般的なAimpoint T1タイプのドットサイトの重量が120g~160gなので、T1タイプの1.5倍近い重さがあります。
・全長:84mm
意外と大きいです。こちらもT1タイプとの比較になりますが、およそ1.4倍。
・高さ:41mm
銃によっては、少し低いという声があります。その場合はを噛まして高さをかさ増しする選択肢もあります。こればっかりは、好みの問題もあるので実際にお使いの銃に取り付けてしっくり来るかを試してから、ライザーマウントの検討をするのが良いと思います。
主要機能
マルチレティクルシステム
言わゆる、サークルドットが表示できる機能がついています。ドットのサイズは2MOAと非常に小さいので、精密射撃も可能な一方、サークル表示と併用することで小さなドットを見失う心配なく、素早くサイティングすることもできます。
自動調光機能
HS510Cを自動調光モード(オートモード)で使うと、常に周囲の明るさの環境を把握します。もし、あなたが暗いところへ移動すれば、レティクルは眩しすぎないように光量を下げます。逆に、明るいところへ移動すると、レティクルを見失わないように光量を上げます。
使い方について(主要機能)
自動調光モード(オートモード)への切り替え
-ボタンを2秒以上長押しすると、レティクルが一瞬点滅します。こうなれば、モードが切り替わった合図です。長押しするたびに「自動調光モード → マニュアルモード → 自動調光モード → ・・・」とモードが切り替わります。
サークル表示切り替え
+ボタンを2秒以上長押しすると、サークルが出現します。長押しするたびに「サークル表示有り → サークル表示無し → ・・・」と表示が切り替わります。
光量の調整
+、-ボタンで操作することができて、11段階の調整が可能です。オートモードでは、自動で光量を調整するので手動で操作することはできません。手動で操作したい場合は、オートモードに切り替えて操作する必要があります。
ズバリHS510Cの魅力は視野の広さとサークルドット
ここまで、HS510Cを紹介してきましたが、このドットサイトの魅力は視野の広さと、サークルドットの表示です。逆に、この2つに魅力を感じない場合は、あえてこのドットサイト選ぶ必要はないと言えるかもしれません。
なぜなら、オープンの視野を持ってサークル表示ができるドットサイトは他にないからです。(2018年12月時点)
例えば、実メーカーで有名な、Aimpointはオープンタイプの取扱はありません。
ボルテックス、シグザウエル、トリジコンなど、オープンタイプでサークル表示が可能なドットサイトはありません。
イオテックのホロサイトがあるじゃん!
もしかすると、イオテックがあるじゃん。と思ったかもしれません。イオテックはホロサイトの構造上レンズは無色透明でドットサイト以上に視界は良好です。
視野が広くてサークル表示が可能なドットサイト(厳密にはホロサイト)として選択肢の一つに入るでしょう。
なので、私としてはHS510Cの魅力は視野が広くてサークル表示ができる所にあると考えています。そして、選択肢はHS510Cとイオテックのホロサイトくらいしかない。ということになります。
ただし、照準器専門店の立場からだと、次の理由から、HS510Cをオススメしています。
- 乱視の影響を受けやすい
- 米国からの輸出が規制され、入手が容易ではない
- そのため、保証が受けられない可能性が書い
- 値段もHS510Cより高価
HS510Cのセットアップをご紹介
最後に、HOLOSUNの公式のインスタにアップされているHS510Cのセットアップの写真を一部紹介して終わりにしようと思います。
もちろん、好みではありますが近代的な銃に合わせるとカッコイイ気がします。あなたはどう思いますか?(^^)
まとめ
今回は、お客様から頂いたお問い合わせを元に、HS510Cをレビューしてみました。いかがだったでしょうか?
お役に立てたなら幸いです。
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