レンズカバー自作も可能?ホロサイトを保護する3つの方法!
エアガン本体にはサイトが付属しています。ホロサイトを使用すると、より正確な照準が可能です。そのため、サバゲー中の射撃精度を向上させる目的でホロサイトを導入するサバゲーマーも数多くいらっしゃるでしょう。
しかし、ホロサイトという部品はデリケートなもの。激しい動きや衝撃が加わるサバゲーの場面で使うためには、適切な保護をしなければなりません。
本記事では、ホロサイトが割れるのはどのようなときか、そして、ホロサイトが破損しないためにはどのような保護の方法が適切なのかを解説します。
合わせて、おすすめのレンズカバーをご紹介していきます。
ホロサイトが割れる3つの理由
ホロサイトをせっかく購入したのに、「レンズが割れてしまった」という体験談を聞いたことがあるかもしれません。
ホロサイトが割れる可能性というのは、エアガン本体の故障やメンテナンスに比べて意識から抜け落ちてしまいがちです。
以下は、ホロサイト が割れてしまう3つの理由です。
- 近距離からの被弾
- ゲーム中の落下や衝突
- 移動・保管中の落下
ホロサイトのレンズ部分は多くのサバゲーマーが想像するよりも脆弱な素材です。そのため、ゲーム中・保管中の衝撃によって容易に破損してしまう可能性があります。
ホロサイトを「大切に扱う」ことはもちろん重要です。しかし、どのようなシーンでホロサイトが割れるのかという具体的な事例を把握することが重要です。
近距離からの被弾
近距離の被弾によるホロサイトの破損は珍しいことではありません。
ホロサイトに使用されているレンズの硬度・素材などにもよりますが、実物のホロサイトに使用されているレンズは決してBB弾が直撃することを想定して作られていません。そのため、「堅牢」な素材でないことは記憶しておく必要があります。
レプリカのホロサイトの場合は、サバゲーを用途として作成されており、BB弾を被弾しても割れにくい素材で作成されていることもあります。
屋内フィールドでのサバゲーや、屋外でも狭いフィールドでのゲームでは、特に至近距離からの射撃を受ける可能性が高くなることにも留意しましょう。ゲーム中の落下や衝突
ゲーム中の落下や衝突もホロサイトが割れてしまう理由の1つです。相手プレイヤーの射線・視界から隠れたり、フィールド上の障害物を乗り越えたりと、サバゲーには激しい動きを伴うことがあります。
ホロサイトが正しくレールに設置されていない状態だと、このような動きの中でエアガンを取り落としてしまうことがあります。加えて、フィールド上にある障害物や木の枝などにエアガンがぶつかってしまうことも珍しくありません。
このような衝撃でエアガン本体が破損することも当然ありえますが、エアガンに付属させているホロサイトはエアガン本体よりも傷つきやすくデリケートな製品であるため、破損の危険性は高いのです。
特に、木の枝や地面の石など、鋭く尖った物体が当たることで、レンズが破損する可能性はさらに高まります。
移動・保管中の落下
サバゲーの最中だけではなく自宅に保管しているときでも、ホロサイトが破損する危険性はあります。例として、サバゲーに赴くためにホロサイトを取り付けようとした際に落としてしまうという場面が考えられます。
また、フィールドへ移動する際に、運搬している最中で衝撃が加わったり、落下させてしまうこともあります。このような衝撃が加わるシーンで、レンズに突起物などが当たると容易にホロサイトは破損してしまうのです。
ホロサイトはどのように守ればいい?3つの方法
ホロサイトが破損しないように保護しつつ活用するにはいくつかの方法があります。
- 被弾や落下に気をつける
- 保護フィルムを使う
- レンズカバーを使う
サバゲーを楽しむ中でホロサイトは破損する危険性があります。しかし、ホロサイトの導入には照準精度の向上などのメリットが数多くありますし、せっかく導入したホロサイトを活用しないというのも惜しいものです。
つまり、サバゲーでホロサイトを十分に活用するためには、上に記載したような方法でホロサイトが破損しないように守りながら活用する必要があるわけです。
その1.被弾や落下に気をつける
被弾や落下を防ぐことは、ホロサイトのレンズの破損を防ぐための最も基本的な対策です。
ホロサイトのレンズは特に破損しやすいパーツですが、当然のことながら衝撃を受けなければ破損することはありません。
ゲーム中によく障害物にエアガンをぶつけてしまう、よくエアガンを落としてしまうことがあるというサバゲーマーは、スリングを使用したり、滑り止め付きの手袋を使うなどの対策が考えられます。
しかしながら、本質的にサバゲーはお互いにBB弾を打ち合うゲームであることから、エアガンにかかる衝撃や負荷を完全になくすことは不可能です。また、相手プレイヤーからの射撃によって割れることについては、自分の注意だけで避けることはできません。
その2.保護フィルムを使う
ホロサイトのレンズに貼り付ける「保護フィルム」を使うことで、レンズ破損の危険性をある程度下げることができます。普段持ち歩くものの中で、「割れる」という事故が起こりがちなのがスマートフォンです。多くの人はスマートフォンのディスプレイに保護フィルムを貼ることで、落下させた際の破損を予防しています。
ホロサイトにも保護フィルムがあり、レンズそのものにフィルムを施すことで、破損を防ぐ対策となります。保護フィルムを破損防止に用いるメリットとしては、装着が手軽でコストも抑えられる点が挙げられます。
手元に余分なスマートフォン用保護フィルムがあれば、適切な大きさにカットしてホロサイトのレンズに貼り付けることもできるでしょう。
保護フィルムでは完全に防げない場合も
ただし、保護フィルムも万能ではありません。ホロサイトのレンズ部分にかかる衝撃を緩和する能力はあっても、強い衝撃や鋭い突起物がぶつかった際には、保護フィルムがあってもレンズが破損してしまうケースがあります。
特に、小さな運動体であるBB弾が至近距離から高速で飛来するような場合、つまり至近距離からの射撃を受けた場合には、衝撃を緩和しきれずにレンズ面が割れてしまうこともあります。
いかに硬度が高いガラスフィルムなどの保護フィルム製品を用いる場合であっても、「貼らないよりは良い」という前提で用いることが重要で、保護フィルムを過信することは危険です。
その3.レンズカバーを使う
もっとも安全性が高いのが、ホロサイト用の「レンズカバー」を用いる方法です。レンズカバーはホロサイトの種類ごとに、別売りの製品として展開されています。
レンズカバーを用いてホロサイトのレンズを保護した場合には、近距離からのBB弾の直撃や、不意の接触などからもホロサイトを保護できる可能性が高まります。砂塵や汚れなどからもホロサイトを保護できる点は保護フィルムと同様ですが、レンズカバーは保護フィルムと比べて、構造的にレンズ本体が傷つきにくく、割れにくいという特徴を持っています。
レンズカバーの仕組みと素材
レンズカバーの保護フィルムとの違いでもっとも顕著なのは、「レンズからの距離がある」という点でしょう。これにより、レンズが破損する危険性をより大きく下げられるのはレンズカバーであることがわかります。
保護フィルムはレンズに密着させる方法でレンズを保護しますが、レンズカバーはレンズ本体から数センチ前方にカバーを設置する製品です。
したがって、飛来するBB弾や砂塵がレンズに直接衝撃を加えることがなく、レンズカバー部分だけで衝撃や傷をとどめ置いてくれるのです。
レンズカバー製品の素材はメーカーにより異なりますが、多くの場合はポリカーボネート製で、サバゲー用のシューティンググラスと同様に、傷つきにくく割れにくい、堅牢でありながら透明で視界を邪魔しない、という性質を持っています。
レンズカバーの自作は可能か
レンズカバーの自作については、「不可能ではないが、加工の手間と道具の準備が必要」だということは認識しておく必要があります。
レンズカバーは既存の製品を購入するというのが一般的です。しかし、ポリカーボネートと似た性質を持つアクリル樹脂板などを用いて、自作レンズカバーを作成することもできます。
アクリル樹脂板はホームセンター等で購入することができ、これを適切なサイズに切断して、ホロサイトのレンズ前に設置するという手順です。
ただし、アクリル樹脂板の加工には専用のプラスチックカッターや、直線定規などが必要となるため、これらの道具を同時に揃える場合には既存のレンズカバーを購入するよりも高価になってしまう場合があります。
手元に道具が揃っていない場合や、加工の手間をかけたくないという場合には、既存製品を購入する方が無難でしょう。
おすすめのホロサイト用レンズカバー3選
ホロサイトはレプリカ・実物を問わず、破損しやすく価格も安いものではありません。適切にホロサイトを保護するためにレンズカバーが有効であることは上に解説した通りです。
実際にホロサイトを導入する際には、使用者のレビューがあり、実際にサバゲーマーが採用した実績のあるレンズカバー製品を選択するのが良い選択です。
First ホロサイト対応 ポリカーボネート レンズカバー
出典:Amazon
First ホロサイト対応 ポリカーボネート レンズカバー | 詳細 |
ブランド | First |
素材 | ポリカーボネート |
透明度 | – |
加工度合い | 原則不要 |
価格 | ¥1,600 |
厚さ2.0mmとやや薄めのレンズカバーですが、日本製樹脂という安心感があり、高品質な樹脂であるため歪みがなくクリアな視界が確保できるという点が特徴です。取り付け方法はツメ部分を折り曲げて差し込むスタンダードな構造で、特殊な加工などは不要です。
高品質な製品でしっかりとホロサイトを保護したいサバゲーマーの中には、同じレンズカバーを2枚購入して前後に取り付けて使用しているケースもあります。
アルファレーベル Eo. ANS Optical ホロサイト用 レンズカバー
出典:Amazon
アルファレーベル Eo. ANS Optical ホロサイト用 レンズカバー | 詳細 |
ブランド | アルファレーベル |
素材 | – |
透明度 | – |
加工度合い | 原則不要 |
価格 | ¥760 |
アルファレーベル Eo. ANS Optical ホロサイト用 レンズカバーは、そのままホロサイトへ差し込むだけで使用することができるため手軽に装着することができるタイプです。ツメ部分を折り曲げて差し込む形状のレンズカバーと比べて手軽であり、かつ取り付ける際のカバー破損リスクを下げられます。
耐久性については、BB弾の被弾による破損を防ぐには充分な耐久性を持っています。加えて、アルファレーベル Eo. ANS Optical ホロサイト用 レンズカバーは単体のコストが安いため、まとめ買いをしておいて、随時付け替えて使用するという方法もあるでしょう。
フリーダム・アート ホロサイトシールドXPS
出典:Amazon
アルファレーベル Eo. ANS Optical ホロサイト用 レンズカバー | フリーダム・アート ホロサイトシールドXPS |
ブランド | フリーダムアート |
素材 | ポリカーボネート |
透明度 | – |
加工度合い | メーカーによっては必要 |
価格 | ¥1,353 |
フリーダム・アート ホロサイトシールドXPSは、ホロサイトのメーカーによっては装着時に若干の加工が必要となるケースがあります。しかし、厚みがある分耐久性に優れており、被弾や衝撃によるホロサイトの破損を防ぐという目的を十分に果たしてくれます。
また、厚みがあることによるメリットは、装着時のズレを低減してくれる効果もあります。
レンズカバーはレンズを保護してくれればよいという考え方もありますが、一方で「装着してもズレが起こりにくい」というストレスフリーなレンズカバーも、サバゲーの場面では心強い味方となってくれます。
フリーダム・アート ホロサイトシールドXPSは、他のレンズカバーを試してみたけれど、ゲーム中にズレてしまい視界が悪くなった、という経験を持つサバゲーマーにぴったりでしょう。
被弾で割れる?レンズカバー自作も可能?ホロサイトを保護する3つの方法!まとめ
サバゲーは楽しい趣味ですが、せっかく購入した装備がサバゲーの最中に破損してしまうという事態は、多くのサバゲーマーにとって避けたい事態です。ホロサイトを保護する手段は複数ありますが、とりわけレンズカバーを用いる方法は破損の危険性を抑えられる良い方法です。
「落とさないから」「正面からの被弾なんてそうそうないから」と油断してはいけません。大切な装備のために、適切な保護手段を採用しましょう。