ドットサイトを裸眼で見るためにレーシックを受けてみようか
From:大坪南美(つぼみアームズ店長)
@念願のジンギスカン食べました
あなたは、
「ドットが花火のようにチラついて見えたりしないだろうか?」
「メガネやコンタクトを付けずにサバゲーをしたいと思ったことないだろうか?」
「裸眼でレンズの先を見たいと望んだことはないだろうか?」
私は軽度の乱視である。
裸眼でドットサイトを覗くといくつも重なってドットが見える。
それはまるで北斗百裂拳のよう。(アタッ)
私の普段の生活はほぼメガネ。
コンタクトも有るが乱視補正は入っていない。
そもそも、めんどくさくてコンタクトをあまり付けたくないのだ。
正直言うと、日常生活をする分にはなんの影響もないレベル。
しかし、ドットサイトを裸眼で見たいという気持ちが段々と高まってきた。
今日は、そんな裸眼で照準器を覗くために、レーシックに挑もうとする女の姿をお届けしよう、、、
私の不安を整理しておく
ネットでレーシックの評判を検索すれば、悪い情報しか出てこない
中でも
レーシックは止めたほうが良い、なぜなら先生がレーシックしてないじゃないか
確かに。と思う半面。いやいや、それ本当に統計とったの?
と思う。その辺含めて私がなんとしても聞きたい内容は
- 後遺症の可能性
- 一番安全な選択肢は?
- 先生は本当にレーシックしてないのか?
言ってしまえば、私は視力に対して切羽詰まった状況ではない。
「裸眼で照準器を覗きたい」という、願望を叶えるための手段なのでリスクを把握し、極力抑えた上で決定したいと思う。
実際に聞いてみた
後遺症の可能性
そもそもなぜ後遺症が発生するのか?が一番聞きたかった。
それがわかれば、何を選択すれば分かるから。
まずは、グレアの発生について。
この原因を聞いてみました。
角膜を削る時に機械の精度によってグレアが発生してしまうんです。
錆びついた包丁で魚をさばくより、研いだばっかりの包丁のほうがよく切れますよね。
そんなイメージです。
現在のレーシックは刃物ではなくて、レーザーなのでそのレーザーの細かさによって違いが発生します。
先生
とのこと。
角膜をレーザーで削る機械は20年以上前に登場して、それを使っているものは結構安く出来るみたい。
精度が高いものは従来の1/15の細かいレベルで角膜を削ることが出来るので、グレアは発生しづらいとのこと。
ふむふむ。なるほど。
んで、次に手術後の視力の低下。
この原因を聞いてみました。
角膜を削ることによって目の中バランスが崩れてしまい、ピントが合わなくなって視力が低下してしまうんです。
先生
とのこと。
これは、人それぞれ角膜の暑さや眼圧の強さによって症状が出るかどうか分からない。
そして、近視と乱視の度合いが悪ければ悪いほど削る量が増えるので、可能性が上がるということでした。
ただ、いずれ眼圧の強さと、削った後の角膜はバランスが取れる。
バランスが取れた後に再手術を行うことで、解決すると事。
いや、まてよ。
「再手術して角膜削ったらまた、眼圧とバランス取れなくなるじゃん!」
と思って確認しましたが、
再手術で削る角膜の量は最初の数十分の1のレベルなのでその心配はほとんどないので、その心配はありませんよ。
先生
とのことでした。
んで、私は?というと
- 角膜の厚さ:普通
- 眼圧の強さ:普通
- 近視:普通
- 乱視:普通
ということで、私の場合は手術後に、視力が低下する可能性は高くないかなと言った感じでした。
一番安全な選択肢は?
まず、手術後のグレアの発生の可能性を下がるためには、どの機械で角膜を削るかという選択肢になります。
ざっくりいうと、20年前の機械と最新の機械、どっちにしましょう。といった感じ。
当然最新の機械で行うと値段は高くなるが、ここは、妥協できないなと感じたので、受けるとしたら最新の機械かな。と言った感じ。
次に、視力の低下の可能性を下げるために、角膜を強くするという施術があるみたい。
この施術を行うことで、角膜が文字通り強くなるので、手術後に眼圧とのバランスが崩れにくくなる。
なので、視力が低下することがほぼない。というものでした。
が、これを行うと一気に値段がハネ上がります。
先生は本当にレーシックしてないのか?
いざ先生を目の前にすると勇気がいる。
しかし、これを聞かなければ私は進めることが出来ない!
まるで自分の意見ではないよな雰囲気を醸しつつ、誰かが言ってたんですけど、スタンスで聞いてみた。
「ネットとかでレーシックは止めたほうが良い。だって先生がメガネじゃないか。みたいな話をよく見るんですけど?」
すると、、、
「当病院では私もレーシックしてますし、従業員も何名かやってますよ(ニコ)」
先生
おお、先生もレーシックしてたー!
正直、これを聞いて一番安心することが出来ました。
ネットの悪い評判に対する反論
先生曰く、
レーシックは全員ができるものではないし、全員におすすめできるものでもありません。
角膜が薄かったり、年配の方だと手術できない場合もあるんです。
当然それは、先生も先生じゃない人も、当てはまります。
なので、先生がメガネだからといって、レーシックを拒否したとは言えないと思いますね。
先生
とのこと。
うむ。確かに、結局の所はひとりひとり聞かないとわからない。
無論リスクはゼロじゃないからリスクの許容できる範囲は人それぞれ違うだろうし。
あとは、結構ネットで書かれている悪い印象の記事は、結構昔の物が多いです。
それは、
昔、レーシックが流行った時にクリニックが乱立して値下げ競争になって、悪かろう安かろうのクリニックが乱立して、キチンと衛生管理が出来てない所で感染症が多発したことが原因じゃないかなと。
先生
と、おっしゃっていました。
まとめ
というわけで、今私は手術を受ける方向で気持ちは傾いています。
しかし、やはり不安は残っている。
具体的な不安はないが、「後戻りできない」ことが私の後ろ髪を引くのだろう。
メガネやコンタクトレンズは外すことが出来るが、レーザーで削った角膜は戻せない。
人は何かを得る期待より、失うリスクに敏感なのだ。
それでも、裸眼で見るレンズ越しの景色を見たい。
そんな狭間で私の気持ちは揺れている。
果たして、私のように乱視でドットサイトが滲んで見える方の希望になることが出来るだろうか。
Comment
近視・乱視が酷く、サバゲでメガネが曇るのとドットサイトが滲むのが嫌だったので、8年ほど前に大手クリニックの当時一番高いプランでレーシックを受けました。
結果ですが、片眼0.05ずつだった視力は両眼共に1.5まで回復。
ハロ・グレアが多少出たのと夜目が若干効かなくなった、突然のフラッシュや運転時の対向車のライトに弱いなどの症状はあったものの
やはりメガネのない生活は快適で、サバゲの索敵やドットサイトを使った時の精度も良好でした。
しかし・・・ここ数年視力が低下し始め、ついに今年の健診では両眼共に1.0を下回ってしまう結果に・・・・
またメガネに戻すか、再手術を受けるか、IOL等の別の方法の治療を受けるか考えています。
記事にもありますが、個人差はあるものの視力低下は確実にあり得るという点、参考にして頂けたらと思います。
こういう話、お聞かせ頂けてありがたいです、、
私が聞いた時に、最新の設備が7~8年前に入ったものと言っていたので、
8年前で一番高いプランということは、もしかしたら今の同じかもしれませんね。
視力低下は、レーシック後の角膜強化の施術でほぼ無くなるらしいのです。
ただ、高額になるので見送ろうと思っていましたが、話を聞くと気持ちが揺らぎますね、、
本当に貴重なお話ありがとうございました。
自分はサバゲーを始めたとき、かっこいい装備が似合うように筋トレも始めました。その当時の視力は右が0.5、左が0.1でした。サバゲーで視力は非常に大事だと思い、目の筋肉も鍛え始めました。ピントを調整する毛様体筋が衰えているために視力が悪いのだと信じ、信号待ちや手が空いたときに目を大きく動かすストレッチをしたり、人差し指をみつめ、遠ざけたり近づけたりピントをわざとずらしたりする訓練をしました。その結果、今は右が1.0、左が0.3になりました。左は乱視も入っているためなかなか回復しませんが、それでも日常生活はとても快適に過ごせるようになりました。サバゲーではまだ完璧とはいきませんが^^;
乱視を治すのはなかなか難しいですが何事も頑張って続ければ必ず結果がついてくるものだと信じ、今も目の筋トレは続けています。
参考になるかわかりませんが自分の体験談でした(^^)
コメントありがとうございます!
未だに施術を受けようか迷っております笑
なるほど、鍛えるという手段もありましたか…盲点でした。
いつもPC前でモニタと睨めっこなので私にも効果がありそうです。
貴重なご意見ありがとうございました!!(。。
だいぶ以前の話題にいまさら割り込んですみません。
知人のプライベートパイロットにレーシックの被術者がいます。航空身体検査でのレーシック解禁とほぼ同時に手術を受けたので20年近く前ですが未だに裸眼視力で1.2前後を保っています。
メディカルは年次検査なので、未だにパスしているということは(それなりのケアはしているんでしょうが)長期信頼性もそれなりにあると思っていいのではないでしょうか。
その人の場合、術後1年後くらいに両眼視力で2.0まで向上し、それが3年ほど続いてから徐々に視力が低下して7、8年ほどで今の視力に落ち着いて以後はそのままといってました。
乱視についてはすみません、よく調べていないのであてずっぽに近いことを言ってしまいますが、その原因が角膜表面の形状が欠陥や変形で焦点面に対しての球面を維持していないのが原因なのでレーシック術で変形を取り除いてしまえば改善する可能性は高いと思います。また焦点調整の場合と違ってレンズの厚みには左右されないので術後に乱視が改善されていればかなり長期にわたってその状態を維持できると思います。機械の進歩で
削り幅を細かくできたということは球面形成のための調整幅ができたということでもあるのでおそらく可能だと思われます。
ただ視力調整のための削り方と球面形成のための削り方を同時に行うのはかなりの精度を機械に要求することになるので(ガラスの瓦礫からレンズを削りだすようなものなので)、そのあたりは担当されるお医者さんと相談なさってもらえればと思います。
あまり役に立たなそうなことを長々とすみません。
未だにどうしようか悩んでいたところでした。貴重なご意見ありがとうございます。
20年前の技術で、十分な視力を保てているお話を聞けて、気持ちがかなり前向きになりました。
ありがとうございます。