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エアガンカスタムのマッチングサイトは実現可能なのか?

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ドットサイト、スコープを愛しています。高卒で飲食店に就職→メーカー勤務→結婚→退職→ネットショップ開店→北海道に住みながら照準器専門店を運営しています。2018年は6000個以上の照準器をお客様にお届けしました。実銃用のドットサイト、スコープの話題を中心に呟きます。

エアガンをカスタムする人と、してほしい人をマッチングするサービスあったら面白いかもな~ということで、以前ツイッターでアンケートを取りました。

そんで、多くの方にアンケートに回答いただきまして一応期間が終了したわけです。

エアガンカスタムのマッチングサービスのアンケートはこうなりました。使わない人の割合が多い半面、1,300人以上が使いたいと考えていることがわかりました。コメントを見るとトラブルを懸念する人が多かった印象ですね。後日考えをまとめてブログにアップします。ご協力ありがとうございました。

最終的には、3,639票の貴重なご意見をいただきまして、その結果を受けてサービスを作るのか?結論から言うと、作らない。という決断をしたのですが、その理由を深堀していきます。

 

そもそもエアガンカスタムのマッチングサイトって?という人はこちらの記事をご覧ください。

 

エアガンカスタムのマッチングサイトを作らない一番の理由はリスク

ツイッターでのアンケートでもこういった、トラブルを危惧するコメントをいただきました。

まとめると、トラブル絶対起こるよ!といった内容です。

悪いことを考える人はどこにもいるもので。それは例えばヤフオクだったり、メルカリでも同じ話で事件に発展したニュースも珍しくありません。

すべてをサービスを提供している側で守ることは不可能に近いですが、なるべくトラブルが起きない仕組みや、防止策を講じる必要があると思っています。

 

エアガンカスタムのマッチングサイトで起こるトラブルを想定してみる

まず、想定される被害が発生するトラブルを上げてみました。

依頼者が懸念すると思われるトラブル

  • 依頼したカスタムが行われるか
  • 請求が追加になったりしないか
  • 渡した銃が返ってくるか

大きくはこの3つ。他のマッチングサイトとは違い、自分の持ち物をまず相手に預ける必要があるというのが大きな違いだと思います。

つまり、依頼者側にカスタム代金以上のリスクが存在するのが、このマッチングサイトの特徴だと考えています。

 

次に、カスタムする人が懸念すると思われるトラブル

  • 代金はちゃんと支払ってもらえるかどうか

カスタムをする側としては、依頼者に比べると被害を被るトラブルは少ないように思います。

 

最後に、運営全体のトラブルとして

  • 違法カスタムによる犯罪に発展する

という問題も、ブログのコメントでお寄せいただいていました。

 

エアガンカスタムのマッチングサイトのトラブルを防ぐ方法

まず、依頼したカスタムが行われるか?

これに関しては、正直出品者の実績を見て判断頂くしかないと思います。評価機能を実装し、評価を見て「この人なら信用できそう/出来ないかも」を依頼者で判断するのが現実的な運用だと考えています。

また、後述するエクスクロー(預り金)機能によって、最悪のケースは避ける事ができると思います。

 

次に、請求が追加になったりしないか?

これに関しては、利用規約で防ぐ方法とシステム的に不可能にする方法両方を実装することで解決可能だと考えます。

ただ、完全に禁止にする必要はないと思っています。なぜなら当事者同士が納得の上で費用を支払い仕組みはデメリットにはならないからです。

例えば、トリガーカスタムを依頼したけど、塗装の依頼も追加したい。と言った場合、手軽に追加料金を支払えるのは双方にとってメリットです。

勝手に請求されたらどうするの?と思うかもしれませんが、それはおっしゃるとおりです。その仕様は危険なので、依頼者だけが使える機能として追加料金の支払いはあったほうが良いでしょう。

そういった理由から、完全に禁止する必要はないと思います。

 

次に、渡した銃が返ってくるか?

これに関してリスクを完全に排除するためには、カスタム側から預り金を徴収する方法があると思います。

「カスタムの為に預けた銃が返ってこない」という自体は絶対に避けなければなりません。逆を言えばそのリスクがある以上、利用者は増えないと思います。

なので、カスタム側から預り金を徴収する方法の実装は優先順位が高いと思います。

 

また、他の案としてカスタムする人の登録を厳格化するということが考えられます。例えば、免許証などの本人確認をしないとカスタムする人として登録できない。といった具合です。

こうすることで、トラブルによる被害をリカバリできる可能性があがります。その理由はカスタムする人へ法的処置が取りやすいからです。また、悪さを考える人が登録しづらい環境になるでしょう。

 

次に、代金はちゃんと支払ってもらえるかどうか?

これに関しては、他のマッチングサイトも多く導入しているエクスクロー(預り金)の機能を使うことで解決できます。

依頼時にサービスの運営にカスタム代金を支払い、それをカスタムが完了(依頼者の了承)があるまで、運営側でエクスクローするという仕組みです。

これによりカスタムする人は、代金が支払われないという自体を避けることが出来ると考えています。

 

最後に、違法カスタムによる犯罪に発展する?

について、考えてみます。現実的な事を考えるとわざわざマッチングサイトを使って違法な銃の制作を依頼しようという人は少ないと思います。

想定されるのは、カスタムする人の勘違い、無知、能力不足によって結果的に法を犯してしまった。という状況だと思います。

これを解決する方法は、2つ考えられます。まずカスタムする人として登録する際に、最低限の教育・テストを実施し、合格しなければ登録できないという仕組みにすること。

もう一つがカスタム品を納品する前に、法令に則っているかどうかの計測結果の報告をすること。が考えられます。

 

と言った感じで、一応自分なりには想定されるトラブルに対する解決の道筋は考えることが出来ました。

しかし、私もカスタムにとびっきり詳しいわけではないので、漏れや考えが甘いところもあると思います。そういったリスクもあるので、もっといろいろな意見を聞いてからのほうが良いと思って、今回は「作らない」という判断をしました。

そして、やっぱり最後はお金の判断も大きい…

 

エアガンカスタムのマッチングサイトは採算がとれるか微妙なライン

いやらしいですが、お金の話です。私も守るべき2人の子どもと2匹の猫がいる身なのでどうしても考えざる負えません。

札幌で1番かわいい我が家の白猫

結論から言うと、1年で元を取るのはちょっと大変そう。次のような前提条件で計算をしました。(数字は年間)

  • カスタム依頼者:800人
  • 平均利用額:10,000円
  • マッチング収益(15%):120万円
  • 決済手数料(5%):-40万円
  • 維持固定費:-60万円
  • 導入費用:-50~-80万円
  • 差額:-30~-40万円

カスタム依頼者の800人は今回アンケートにお答えいただいた数字から算出(3639票x22%≒800人)

平均利用額は、特にあてのある数字ではありません。手数料の15%は他のマッチングサイトと比べても平均、または少し高いかなと思うくらい。

決済手数料5%は逃れられない数字。維持固定費は少し多めには見積もっているものの、現実的な数字だと思います。

導入費用については、マッチングサイトのCMSの利用を想定。(C2C Matching、Mallentoなど)

さらに、広告宣伝を行う必要もあるので差額の赤字はさらに膨らむと思われます。

そうは言ってもエアガンカスタムを求めている人はいる

ツイッターでアンケートに答えてくれた37%(カスタム依頼者+カスタムする人)に相当する約1,300人の方はもちろんそうですし、メッセージも頂きました。

紹介させていただきますと、

https://twitter.com/_kei___/status/1086257266204958720

もちろん、ツイッターでのアンケートの存在を知らなかった人もいると思いますので、潜在的なニーズはまだまだあるとは思っています。

エアガンカスタムマッチングサイトの現実可能な道筋

正直言うと、求められると応えたくなる性分なのでどうにかリスクを採算をとりつつ運用する方法を調べてみました。

といっても出来ることといえば、維持固定費と導入コストを下げるしかありません。一応、一番大きな導入コストをゼロにする方法もあります。

それは、無料で公開されているプラットフォーム(osclass)を利用する方法。詳しくは説明しませんが、有名な例でいうと地元の掲示板ジモティーも最初は無料で公開されているプラットフォームを使ってサービスを公開しました。(現在は再構築されています)

そんな感じでまずは必要最低限の機能でサービスをリリースして、後で機能を充実させていく方法が一番現実的かなと思っています。

 

しかし、無料のテンプレートで大丈夫なの?という声もあるかと思います。それはその通りです。かゆいところには手が届きにくい。

無料のプラットフォームを使う分、小回りはききづらく、すべての要望には応えることができないと思います。

 

 

というわけで、エアガンカスタムのマッチングサイトについては以上です。

「作らない」という判断を今回はしましたが、また様子を見てアンケートを取ったり意見を集めてタイミングを見計らいたいと思っています。

その間に、ほかの方が作ってくださればラッキー笑(そのために私の頭の中にあるアイデアを全部この記事に書きました)という感じで。どうも、アンケートへのご協力ありがとうございました。

 

私はエアガンカスタムについて、とびきり詳しいわけではないので、色々な方の意見を聞ければと思っています。

他にもosclassやシステム構築に詳しい方のご意見頂けると嬉しいです。

 

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ドットサイト、スコープを愛しています。高卒で飲食店に就職→メーカー勤務→結婚→退職→ネットショップ開店→北海道に住みながら照準器専門店を運営しています。2018年は6000個以上の照準器をお客様にお届けしました。実銃用のドットサイト、スコープの話題を中心に呟きます。

Comment

  1. 植田 匠 より:

    エアガン委託カスタムの一番の問題点は、カスタム後、すぐ壊れただと思います。
    自分自身何度もやってるけど、動作確認後、フィールド持ってったらすぐ壊れたはしょっちゅうです。
    firstで持ち込みカスタムしても、壊される始末。
    ノウハウを持たない個人が、ショップ以上のクオリティを出せるとは思えません。また、悪意はないのでトラブルは避けられませんね。
    そして、問題点の二つ目がそもそもショップカスタムが安いという事。
    全バラでの作業工賃は1万円以下。個人が全バラで作業したら、3-4時間はかかります。
    壊れるリスクが高いのに、時給二千円以下じゃ割に合わないですね。
    自分ならショップカスタムをオススメします。

    • みっこ より:

      確かに、ノウハウを持たない個人がショップのクオリティを出すことは難しいですよね!
      値段についても納得です。ショップはカスタム意外の物販などでも利益を生むことも出来るので、カスタム単体で勝負すると値段も敵わないのかも知れませんね。

      貴重なご意見ありがとうございました。

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