軍用ナイトビジョン クリップオンタイプ CNVD-22のご紹介
この記事では、GSCI社のナイトビジョンCNVD-22を紹介します。
CNVD-22は銃器に装着することを想定された、クリップオンタイプのナイトビジョンです。
単眼鏡を銃器に取り付けれるのに、わざわざクリップオンタイプを選ぶ意味あるの?と疑問に思う方もいるかも知れませんが、クリップオンタイプのほうが、視野が広かったり、照準器がナイトビジョンモードを搭載していなくても使用できるメリットがあります。
この記事では、CNVD-22について深掘りしつつ、値段や機能・スペックをご紹介していきます。
※以降の表示価格は2019年2月時点のものです。為替等の理由で実際の販売価格とは異なる場合がありますので、予めご注意ください。また、金額は1万円未満四捨五入しています。
軍用ナイトビジョン CNVD-22の値段
選択できる増幅感、オートゲート機能の有無によって価格が変わります。一番安価なのは第2世代のFOM:1000-1250のモデルで、価格は45万円となっています。表にしてまとめましたので、こちらをご覧ください。
第2世代~第3世代(増幅感はすべてグリーンフォスファーです)
※第3世代以下は、オートゲート機能のオプションを付けることは出来ません。
増幅管世代 | FOM | OG*なし | OG*あり |
第2世代 | 1,000~1,250 | 45万円 | – |
第3世代 | 1,600~1799 | 77万円 | – |
第3世代 | 1,800~ | 95万円 | – |
*OG(オートゲート):
XR5~第4世代(増幅感を選択できます。オートゲート機能は全モデルついています)
増幅管世代 | FOM | GP* | WP* |
XR5 | 1,600~1,799 | 102万 | 110万円(+8万) |
第4世代 | 1,800~ | 118万円 | 129万円(+11万) |
*GP:グリーン・フォスファー
**WP:ホワイト・フォスファー
XR5及び、第4世代(G4)はPhotonis Technologies S.A.S.の登録商標です。
軍用ナイトビジョン CNVD-22のスペック
光学倍率 | 1倍 |
スコープ対応倍率 | 1~12倍 |
対物レンズ | 80mm |
対物レンズF値 | F1.6 |
視野角 | 13° |
フォーカス範囲 | 10m~無制限 |
左右の間隔調整 | 50mm~90mm |
電池 | CR123x1 |
電池寿命 | 最大55時間 |
防水・防塵性能 | IPX6以上 |
ゼロイン精度 | 1/2MOA以下 |
精度維持 | 1MOA以内 |
再取付時の再現性 | 1/2MOA以内 |
寸法 | 185x66x79mm |
重量 | 590グラム |
動作温度 | -40℃〜+ 50℃ |
保証期間 | 7年 |
軍用ナイトビジョン CNVD-22の機能
オートゲート* | ○(XR5以上) |
マニュアルゲインコントロール** | – |
オートブライトネスコントロール*** | ○ |
レンズ交換 | × |
ヘルメットへの装着 | × |
銃器への装着 | ○ |
一眼カメラへの装着 | × |
跳ね上げ時OFF機能**** | × |
SSF***** | × |
外部電源 | × |
*オートゲート:電源供給を高速に制御する機能です。明る環境下での解像度の低下や、イメージインテンシファイアの保護に役立ちます。
**マニュアルゲインコントロール:手動でゲインを調整を行い、画像の明るさを調整することが出来る機能です。特に周囲の明るさが頻繁に変わる場合に有効な機能です。
***オートブライトネスコントロール(ABC):イメージインテンシファイアの明るさを最適な範囲内に保ち、チューブを保護する機能です。
****跳ね上げ時OFF機能:ヘルメットに装着したときに、使用しないときに跳ね上げた際、自動的に電源がOFFになる機能です。
****SSF(Stow Safety Feature):ナイトビジョンが格納されると、自動的に電源がOFFとなり、水平位置に戻ると自動的に電源がONになる機能です。
軍用ナイトビジョン CNVD-22の付属品
- CNVD-22本体
- ポーチ
第3世代以上の増幅感を選択した場合、ハードケースが付属します。
軍用ナイトビジョン CNVD-22の関連アクセサリー
CNVD-22の関連アクセサリーはありません。
軍用ナイトビジョン CNVD-22の組み合わせ例
銃器への取り付け(合計:45万円)
- CNVD-22本体(第3世代,オートゲートなし):45万円
追加費用無しで、銃に取り付けることが出来ます。
他のモデルのナイトビジョンとの違い
もしかすると、単眼鏡タイプにマウントで銃器に取り付けれるのに、クリップオンタイプ意味あるの?と思う人もいるかも知れません。
銃器に乗せる場合、単眼鏡タイプではなく、クリップオンタイプを使う理由が大きく2つあります。
- クリップオンタイプのほうが視野が広い
- クリップオンタイプだと照準器がナイトビジョンモードに対応している必要がない
クリップオンタイプは、対物レンズが80mmと非常に大きく、単眼鏡タイプの3倍近くあります。その分、視野が広いのが特徴です。
また、単眼鏡タイプの場合、照準器の後ろに設置しますが、クリップオンタイプは照準器の前に設置することで、照準器に暗視機能を付与することが出来ます。
これにより、スコープだけではなく、マグニファイアとドットサイトと組み合わせたり照準器の選択の幅が大きく広がります。
また、照準器自体にナイトビジョンがない場合でも利用できるので、銃器に取り付ける場合は非常に使い勝手が良いのがクリップオンタイプです。
というわけでCNVD-22のご紹介は、これで以上です。ご不明点などありましたら、コメント欄よりお待ちしております。
CNVD-22はこちらで購入が可能となっております。
ご注文後、メーカーへ納期の確認を行い、その後にお支払い後、発注となります。
輸入にあたり、エンドユーザー登録とカナダ政府の輸出許可を受けて発送いたします。