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EO TECHのホロサイト HWS 552.XR308をレビュー!

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現在フリーランスという名の主夫。 エンタメ業界を細々とタイトロープしてます。 主な仕事は家事全般。あと、加工してポン付け。

導入

ホロサイト言えばEotech、という位にモデル展開も多く、採用している国軍や機関数では他のメーカーの追従を許さない、現状では代名詞の様な扱いかと思います。
今回は、その多彩なモデルの中でも、特定用途に振った特殊なモデルを取り上げたいと思います。

EOTech HWS 552.XR308

EOTech 552.XR308は、552をベースとしたモデルになります。
552は、512にNV対応を施した、単三電池2本で駆動するモデルで、ベースとなる512を基準に考えると

  • EOTech HWS 512:単三電池2本駆動、背面操作ボタン
  • EOTech HWS 552:単三電池2本駆動、背面操作ボタン、NV対応
  • EOTech HWS 518:単三電池2本駆動、背面操作ボタン、Quick Detach式マウント
  • EOTech HWS 558:単三電池2本駆動、背面操作ボタン、QD式マウント、NV対応

という組み合わせになるようです。

前回レビューした558のレプリカは、EXPS3系の外見で全く違う形状でしたが、本来の558は単三電池使用の、前部バッテリーケースが長いモデルになります。

マグニファイヤーとタンデムでマウントした際には、操作ボタンが後方の為少々使い勝手が悪くなりますが、EXPS3系よりローマウントできる利点があります。

552.XR308と552の違い、それは.XR308が特定の銃器用レティクルになっている事です。
口径が.308Cal、24.8インチのバレル長、150gr(9.8g)のM59 FMJ(Full Metal Jacket)を、約2,800 fps(853.44 m/s)の初速で打ち出した際の弾道特性に校正されています。
この弾薬が使用される銃器は、米軍ではM240 GPMG(General Purpose Machine Gun)、Mk11 Mod0、M14、Mk14 Mod0 EBR(Enhanced Battle Rifle)、M39 EMR(Enhanced Marksman Rifle)、M110 SASS(Semi Automatic Sniper System)、Mk48などがあります。

写真:FN® M240B
引用元:https://vavqj34csem437aom2bekqda-wpengine.netdna-ssl.com/wp-content/uploads/2005/09/FN_M240B_Rotators_3-600×250.png

EOTech HWS 552.XR308 を開封

今回のホロサイトの同梱物は、一例として下記の通りでした。
流通経路や製造時期の違いで、同梱物が変わる可能性があります。

パッケージ

・マニュアル、注意書き等 紙片4枚
使用方法や性能、仕様や注意事項が書かれた簡易マニュアルやステッカーになります。

・EOTech HWS 552.XR308
ホロサイト本体になります。ケース内のスポンジ切り欠きにすっぽり収まっていました。

・六角・ヘックスローブスレンチ
レイルに本体を固定する際や、フードを外す際に使用する、ヘックスローブネジを回すためのレンチです。

・単三電池2本
アメリカと言えばこれ!というイメージの強い、Energizer製の単三電池2本です。

EOTech HWS 552.XR308 の使用感

・外見

製造は2021年の5月でした。
比較的新しいモデルなので、EOTECHロゴは現行の物になります。
筐体はアルミ合金、バッテリーケースはファイバー入りの樹脂製です。
レプリカと比べて、艶消しの表面処理は固さや色の落ち着きを感じました。
筐体の作りもがっしりとしていて、本物の持つオーラが感じられます。
底面のシリアルナンバーやQRコードは、画像処理で消しています。

・電池ボックス

単三電池を2本使用します。
+と-の方向は、電池ボックスの裏面に記載されています。
防水の為、開け閉め時はパッキンの抵抗感で固く感じます。
レバーは剛性感があり、適切に圧を加えていそうです。

・レンズ

対物レンズは素のガラス、と言って良いほどクリアな視界が広がりました。
接眼レンズは映り込み防止のためか、若干青いコーティングがかかっています。
初期のホロサイトは前面から見た際に対物レンズ上部にレーザーが漏れ、発見される可能性があったそうですが、今回のモデルは対策済みで前面対物レンズ側からはレーザーの漏れを確認できませんでした。

青空を見上げても、色の変化は感じられませんでした。
四角いレンズで一般的なドットサイトよりも視界は広く感じます。

・操作ボタン


本体後部、接眼レンズ下部に3つのボタンがあります。

右の『↑』ボタンを押すと電源が入り、日中用のレティクルが表示されます。
輝度の設定は20段階で、左の『↓』ボタンで輝度を下げ、右の『↑』ボタンで輝度を上げられます。押しっぱなしにすると、輝度は連続して切り替わりました。
肉眼では20段階中1~6段階位までは視認できませんでした。

NVボタンを押すと、ナイトビジョン使用時用の低輝度のレティクルに切り替わります。
輝度の設定は10段階で、左の『↓』ボタンで輝度を下げ、右の『↑』ボタンで輝度を上げられます。手元にナイトビジョンが無い為、この項目は確認できませんでした。

右の『↑』ボタンと左の『↓』ボタン同時押しで電源OFFになります。
各ボタンは、押した際に軽いクリック感がありました。

・レティクル形状

552.XR308の最大の特徴が、このレティクル形状です。
レーザーで描画されるレティクルは、輝度を上げ過ぎるとぎらつく程で、炎天下の砂漠など、強力な陽光下でも確認できるという視認性は本当だと認識しました。
標準的なサークルとドットを組み合わせたホロサイトとの違いですが、マニュアルでは下記のように記載されています。

XR308 – (4) ballistic aiming dots designed around .308 caliber round.

つまり『308口径の弾道に合わせて補正された(4つの)狙点』という事で、一番真ん中の点が300mまで、その下の点が右側に記載された600m、さらにその下が左側に記載された900m、一番下が右側に記載された1200mでの狙点を表しています。

写真:EOTECH HWS 552.XR308 レティクル
引用元:(EOTECH社 EOTECH_2021_Catalog_R2.pdfより)

クリックしてEOTECH_2021_Catalog_R2.pdfにアクセス

・ヴィンテージとエレベーション


本体右側にドライバーやコイン、実包のリム部など調整できる、レティクルの左右・上下調整用ネジがあります。ネジはクリック感のある回し心地でした。
ヴィンテージは右に回して右側に、左に回して左側にレティクルが移動します。
エレベーションは、右に回して下側に、左に回して上側にレティクルが移動します。
1クリック当たり0.5 MOA、移動量は+/- 40 MOAトラベルです。

・セットアップ例

表:EOTECH HWS 552.XR308 性能諸元表

寸法 142.2 x 51 x 64 mm (5.6 ”x 2” x 2.5 ”)
重量 325 g (11.5 oz)
光量調整 30段階

(日中設定 20段階、ナイトビジョンモード 10段階)

使用電池 単三乾電池 × 2個
電池寿命(光量 ”12” 設定時) リチウム電池:2500時間

アルカリ電池:2200時間

価格 ¥104,000(税込)

EOTech HWS 552.XR308 のまとめ

今回紹介したEOTech 552.XR308ホロサイトですが、通常使用するには標準レティクル形状の552の方が使い勝手は良いかもしれません。
通常の552と外見上の違いはないので、こだわる人が特定の銃器に載せて満足する、といった装備面でのチョイスだったり、レティクルの、いわゆる空間に浮いて見える雰囲気や、強い視認性など、実物のホロサイトとしては実用度は高いので、この特殊なレティクルの使い方を習熟できるならば、ありなのではないでしょうか。

 

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